自転車で天国に行こう - Racing to Heaven

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【自転車世界一周メモ:計画編】ルート変更案1 2022.03.29

計画を進めていくにあたってルートにも色々と変更せざるを得ない箇所が増えてきたので新しくまとめます。追記で過去記事を加筆修正するのもよかったけど、どうせなら記録を残したいし何より修正する箇所が多すぎて収拾がつかないので()

【前回からの変更点】

(1)シルクロード横断をアメリカ横断後の最後の工程に回すor断念する

(2)出発地点をタシュケントウズベキスタン)orテヘラン(イラン)に変更する

(3)アイスランド到着のタイムリミットを3月中とする

(4)アラスカ縦断を検討する

 

ざっとこんな感じでしょうか。多分他の人が見たところで一つ一つがどゆこっちゃねんって感じだろうが、どれもこれも私にとっては重大な問題です。

一つずつ見ていきましょう。

 

その前にまず、この旅の起源というか、目的というかを前置き的な感じで簡単に説明します。

もともと私は大学3回生の夏に交換留学で1年間アイスランドに留学する予定でした。しかしコロナで留学が取り消しになったので、1年間休学して私費留学でアイスランドへ行こうと考えていました。

最初はそのことしか考えていなかったのですが、何を血迷ったのか留学の計画を立てて行くうちに、「なんかこれじゃつまらないな〜」とか「せっかく交換留学が取り消しになったらいっそのこと自分にしかできないことをしたいな〜」とか血迷ったことを考えるようになりました。ほんとに血迷ってますね。

それで考えた結果、自転車で世界一周することになりました()研究活動は捨てました。先生生きててごめんなさい。

 

というわけで他の人とはちょっと違って私の中でこのツーリングにおけるアイスランドの重要度は他とは一線を画しています。正直アイスランド中心に旅のスケジュールが全て動いていると言っても過言ではありません。今回行ったルート変更も大体全部こいつのせいです。

この国は昔からずっと憧れでできるなら留学したかったんですけどね。。私費だと目的も見出せなくて嫌だったし、交換はそもそもできないし。まあ色々苦悩した結果の今ってわけですよ。

 

てわけで、改めて順に見ていきましょう。

 

(1)

今までだらだら説明したように、ツーリングの一番の目的はアイスランドです。厳密に言うと、冬(12月~2月)のアイスランドに行くことです。はっきり言って、中国スタートだと冬にアイスランドに到着する見込みが薄い気がしました。確かに単純計算だと、150km/日なら9月スタートでアイスランドに2月ごろギリギリ到着しますが、現実には国境通過、迷子、観光、ケガ、メカトラブルetc...タイムロス要素が多すぎるのでそんなに上手く行くはずが無いことはバカでもわかります。そもそも海外ツーリングは初めてなので、順風満帆な旅などはなから想定していません。

加えてもう一つ理由があって、調べて薄々気付いたのですが、多分シルクロードって欧米と比べてだいぶ難易度が高い気がします。ウズベク北西の数百キロにわたる未舗装地帯、標高4000m級のカラコルムハイウェイ、地雷とテロ組織の危険がある国境地帯、ビザ難易度がエグいトルクメン、出発日が全く分からないカスピ海横断の貨物船etc...

これが欧米横断を経験した後の成長した自分ならまだしも、ツーリングを開始して1ヶ月程度のバチバチの初心者の私には流石に無謀に感じられました。チキったというより正当な防衛本能だと思います、普通に考えて命が持たない可能性の方が全然高いです。流石に旅の序盤で死ぬのは勘弁してくれって感じですし。

 

というわけで至った結論はシルクロード横断を断念する、ですね。残念ですが。もし欧米20,000km終了時点で思いのほか自分が健脚でまだいけそうとかだったらアメリカから中国に飛行機で行ってシルクロードを走ることも考えています。

 

(2)

まあ(1)の続きですね。シルクロードを諦めるなら出発はどうするのか。ヨーロッパスタートなら出発はトルコかと思うじゃないですか。そう一筋縄ではいかないのがみなとくんですよ。

シルクロードは諦めたとは言いましたが、アジアを諦めたとは言ってません!(?)

アジアだって行きたい国はいっぱいあります。とりわけウズベキスタンとイランはめちゃ行きたいです。イランに関しては一度でも渡航するともう二度とアメリカにビザ無しで入国(トランジットも含む)が不可能になるという、莫大な犠牲を払わないと入国できませんが、それを理解していてもなお行きたいと考えています。

サマルカンドタシュケント、リシタン、フェルガナ、ブハラ、テヘランタブリーズ、イスファハーン、、、行きたい場所はこの2カ国だけでも枚挙にいとまがありません。

 

というわけでシルクロードは避けつつ、この2カ国を通過するルートを模索するとまあ

ウズベクトルクメン→イラン→トルコ

っていうルートになりますよね。(地図載せるのだるいので各自確認で)

 

そうなると一番の懸念点はトルクメスタンを避けることができない、ということ。

日本人にはあまり馴染みがありませんがこの国、ツーリスト殺しで有名な国です。治安は全然悪くないんですけど、独裁国家特有の不自由さが強くまとわりついてる国で

・ビザ無しで入ることはできないのはもちろん、ビザがあっても入国拒否されかねない

バックパッカーに対するビザ発行規制を近年強化している

・野宿は当然禁止、事前に宿泊ホテルと日ごとのスケジュールを報告し、旅行はその通りに動かないといけない

・ビザの発行には現地の観光会社の協力が必要で多額の金額が必要

・通過目的での入国の場合、5日間までしかいられない(=自転車での縦断は至難の業、ほとんどの場合タクシーに頼る必要がある)

といった具合で、他の国とはまた別ベクトルで難易度の高い国です。

 

いまもなお情報収集中なので確定してはいませんが、これがあるせいで正直出発はイランにしようかなあって寄ってきてます。

一番最悪のシナリオは、ビザを持っているのに国境検問所でトルクメンから入国拒否をくらうことです。(考えられないようで全然あり得るみたいです。)これをされるとイランに入国できないどころかルートを変更せざるを得ず、ウズベク→カザフ→アゼルバイジャンという、難易度の高さから憂慮していたルートに変更しなくてはいけません。単純な遠回りを通りこして多分ツーリングのスケジュールがめちゃくちゃに崩れる気がします。

正直アジアで一番行きたい国はどこかって聞かれたら昔からずっとウズベクって答えてたくらい好きだけど、これが怖すぎて断念しようか迷ってます。裏を返せばウズベクに対する思いがここまで強いからこそ気持ちを固めきれていません。とりあえず今の出発地はウズベクorイランでイラン寄りといった具合です。

 

(3)

最初に(1)で説明したようにアイスランドに冬に行くことが旅の最重要事項です。本当は夏の白夜も冬も極夜もクリスマスの花火も年末年始のパーティもオーロラもスーパーブルーも全部隅々まで堪能したいですが、その中でもとりわけ冬のアイスランドに行きたいので他は我慢してやります。アイスランドのオーロラの観測時期は12~4月中旬なので、最低でもオーロラは見る、ということで3月到着がタイムリミットです。それまでに間に合わなかったら飛行機を使うことも辞さない覚悟です。半年で10,000kmなら正直行ける気もするんだけどなあ、、、

 

(4)

これは完全な思いつきです。シルクロード分が減ったのでアメリカ横断後に時間ができるのではと思い、選択肢の一つとして考えてみました。アラスカ行ったらハワイとシルクロードはどうなるかわかりませんが、距離的にはシルクロードの半分もない感じなのでアメリカ横断後、残り時間に合わせてアラスカを取るかシルクロードをとるか、柔軟に決めるのは全然アリなんじゃないかと思っています。何より夏のアラスカとか最高に楽しそうですし。

 

ざっとこんな感じです。

シルクロードが必須から任意になったことで総走行距離が20,000km~30,000kmという、非常に柔軟な旅程になったことが最大の変更点ですね。行きたい国が多いのにどうしても妥協せざるを得ないのは非常に残念ですが、必要な犠牲だと割り切りましょう。

カルタゴとか行きたかったなあ。

 

ミナトサキ 2022.03.29